2016年3月17日

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保険大手・AIAがミャンマー進出に意欲、アジアの保険需要を明言

保険大手・AIAがミャンマー進出に意欲、アジアの保険需要を明言

香港を拠点とするアジア保険大手AIAのマーク・タッカーCEOがミャンマーへの本格進出に意欲を示したと3月17日付の日本経済新聞が報じた。

月末に文民大統領の就任を控えているミャンマーでは、近く保健市場の外資開放が期待される。AIAはいち早く参入し、経済発展に伴って増える保険需要を取り込みたい考えだ。

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タッカー氏は「アジアの保険普及率はまだまだ低く、可能性はたくさんある」と話した。また「保険業は国の発展に大きく貢献できる」とも指摘し、各国政府に開放を促した。例えば、AIAでは「長期国債の最大の買い手」でタイ政府の負債の2割を担っているという。
 
タイは本拠を置く香港に次ぐAIA第2の市場で、不動産や株式、債券にも多く投資している。16日にはバンコク中心部に新たに取得したオフィスビルを活用し、同社初となる幹部育成センターを開いた。
 
ただ、M&A(合併・買収)による急拡大には慎重な姿勢を示した。「手元資金は十分あるが、(案件は)非常に注意深く厳選する」とし、今後も経営資源の9割は既存事業の成長に充てるとした。M&Aは12年に買収したマレーシアなど大手にとどまる。

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