海外ビジネスニュースを毎日配信!− DIGIMA NEWS

求心力弱まる英国、ロイズはブリュッセルに、金融企業も国外移転か

 
英ロイズは、同日英国が欧州連合(EU)に正式な離脱通知を行った動きをうけて、国外拠点設立を決断した。
 
EU単一市場へとアクセスできなくなる「ハードブレクジット」リスクが膨らんだことにより、EU圏内に拠点を設立することで、EU圏内での事業継続の円滑化を図る。また、ロイズのような大手企業が国外に拠点を設けることで、他社がそれに追随するということも起こりうる。
 
また、「ハードブレクジット」となれば、同国を支える金融業の国外移転も避けられない。金融業が国内で弱体化すれば、英国の広範な「引力」は弱まり、経済の他の部分も打撃を被る可能性がある。いずれにしても、国内の大手企業の国外移動は同国は大きいな影響を受ける。
 
>>>合わせて読みたい『日産、EU離脱の英国から撤退ではなく、『投資』を選んだ2つの理由』