16日香港各紙によると、買収金額は10億ドルで、買収目的は中国事業の拡大をにらんだものとみられる。
今回買収される譚仔雲南米線は、譚一族の五男の譚澤均氏が率いており、実兄である三男の澤群氏経営の「譚仔三哥米線」とは2008年に袂を分かつ骨肉の争いがあったと香港メディアでは報じられている。
ただ、香港での「譚仔」の商標は両社の共同所有で、かつ「譚仔雲南米線」の中国本土での商標は澤群氏が所有していることもあり、両社の話し合いが持たれたとの見方が有力だが、三哥米線側では「ノーコメント」の姿勢を貫いている。
外資の香港飲食業の大型買収としては、14年のLVMHグループによる翡翠小籠包が記憶に新しい。
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