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ダバオ市で初となるHIV啓発アプリ、世界エイズデーにローンチ

 
ゲームは、プレイヤーが自身のアバターを作成し、進行されていく。レベルは90まで用意されており、自身のアバターがカプセルの中に入り、血液中でHIVウィルスや重感染などと戦い、ストーリーを進めていく。展開される8つのストーリーは、いずれもHIV感染者にまつわるもので、同性愛・両性愛・性同一性障害をはじめ、母子感染によるストーリーも含まれている。
 
同ゲームの開発に携わったマニラ国立衛生研究所のエマニエル・バジャン氏は同プロジェクトの目的について、フィリピンの人々にHIV検査の受診を促すことと、現代医療ではHIVウィルスの根治はできないものの、発症をさせずに生きていくことができる治療法があるということを広めていくことだと語った。
また、アプリケーションのローンチにあたり、ダバオ市が選ばれた理由として、フィリピン国内でもHIV感染者の多い地域であることを挙げている。
 
今後、アプリケーションの利用で、HIVに対する正しい知識を市民が身につけていくことで、感染拡大に歯止めをかけることができるか、大いに注目が集まる。
 
ソース:https://davawatch.com/articles/2017/11/30/6899.html