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トルコ、ロシア製ミサイル購入巡り米制裁の懸念高まる

 
エルドアン政権は、米国が設定した暫定的な期限までに、米防衛大手レイセオン製の地対空ミサイルシステム「パトリオット」の購入について決断しなかった。米当局者によれば、正式な購入オファーは今月末が期限という。
 
米国の提案を公式に拒否することなく、エルドアン大統領はロシアとの契約から手を引くことはないと繰り返し言及。米政府はトルコが双方のシステムを保有することはできないと指摘している。
 
仮にロシアとの契約を進めた場合、トルコは米ロッキード・マーチン製の最新鋭ステルス戦闘機「F35」の購入が困難になるだけではなく、米国の「敵対者に対する制裁措置法(CAATSA)」に基づく制裁措置につながる可能性もある。
 
米国防総省は8日、トルコがS400を購入すれば、米国とトルコとの軍事関係に「深刻な影響」をもたらすと警告。「パトリオットとF35へのアクセスを失うだろう」とした。
 
トルコのアカル国防省は8日、トルコ政府がS400を購入すれば米議会がF35の販売を承認することは不可能と米当局者が伝えてきたと言及。ただトルコは問題解決に向け取り組んでいると述べた。
 
 
ソース:https://www.epochtimes.jp/2019/03/41044.html