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シンガポール :北東部センバワンに痴呆症向け居住区、土地入札を開始

 
痴呆症と認定された人は増加しており、精神衛生研究所が2015年に実施した調査では、60歳かそれ以上の市民の10人に1人は痴呆症だった。アルツハイマー病協会の昨年の調査によれば、痴呆症の人は8万2,000人。痴呆症は、知能が後天的に脳や身体疾患のため慢性的に低下をきたした状態で、社会生活、家庭生活に影響を及ぼす状態とされる。アルツハイマー痴呆が全体の40%余りを占める。
 
開発される「痴呆症のための村」は、自宅同様の環境で安全に生活できる場を提供するもので、居住者は自立した生活を送れるよう支援を受ける。住民同士の交流も図る。
 
土地はセンバワン公園近くにあり、借地権は30年。面積2万6,350平方メートルと1,756平方メートルの2区画。落札業者は別荘風住宅(バンガロー)を10戸、建設する。開発される床面積の少なくとも60%は住居用で、残りは医療ケア、健康増進などの用途に利用が認められる。
 
入札はコンセプトと価格の2本立てで、応募者はまずどのようなコンセプトで開発するかの書類を提出し、審査を通過した者が価格入札に参加できる。