2016年3月8日

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フォルクスワーゲン、デジタル技術の開発を強化、自動運転も

フォルクスワーゲン、デジタル技術の開発を強化、自動運転も

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)グループは2月29日、欧州、アジア、米カリフォルニアの3カ所に「フォルクスワーゲン・グループ・フューチャー・センター」を開設する計画を発表した。デザイナーとデジタル技術の専門家が共同で未来の自動車を開発する。デジタル時代に合わせてグループデザインを刷新する方針であり、自動運転への取り組みも強化する。

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VWは昨年11月、新設したVWグループのデジタル化戦略部門の責任者に米IT大手アップル出身のヨハン・ユングヴィルト氏が就任する人事を発表した。ユングヴィルト氏は今回の発表に際し、「我々が2025年までに主導的なモビリティープロバイダーになることを確信している」と述べ、VWグループは今後、部分的にソフトウエアおよびサービスカンパニーへと発展していく、と説明した。
 
欧州のフューチャー・センターはドイツのポツダムにあり、すでに業務を開始している。カリフォルニア、アジアについては近く拠点を決定する予定。
 
■ 2020年までにエレクトロモビリティーを20モデル追加
 
VWはこのほか、エレクトロモビリティーのライナップを強化する計画も発表した。VWグループは現在、電気自動車とプラグインハイブリッド車を計9モデル販売しており、2020年までさらに20モデルを追加する計画という。同年までに純粋な電気自動車の航続距離を500キロメートル以上に伸ばすことは可能であり、充電時間も大幅に短縮できるとの見解を示している。

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