2016年9月8日

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中国の民泊「途家」が米airbnbを猛追、利用者1億人超

中国の民泊「途家」が米airbnbを猛追、利用者1億人超

一般住宅の空室を有料で貸し出す「民泊」の仲介業は米エアビーアンドビーが独走していたが、強力な競争相手になりうる中国企業「途家網(トゥーアジア)」が台頭してきた。同社は景気低下にも衰えない中国人の旅行熱を取り込み、創業から5年で40万件を超える物件、利用者数(アプリダウンロード数)約1億2000万を抱えるまでに成長した。年間1億2千万人を超える中国人海外旅行客を巡り、米中両企業の攻防戦が激しさを増している。

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2011年に創業した途家が管理する物件は43万件で、エアービーアンドビーの5分の1の規模だ。同社は中国の中間層の取り込みを狙い、シンガポールの不動産大手、キャピタランド傘下のアスコットと提携するなど、高級物件にも着手している。
 
途家とエアービーアンドビーの大きな違いは管理方法と手数料のシステムだ。管理方法に関しては、エアービーアンドビー等他の民泊サイトが物件の管理を貸主に委ねるのに対して、途家はベッドメークや掃除など全て自社が行う。自身での管理が難しい中国人オーナーにとっては好都合だ。しかし手数料に関しては、途家は貸主の収入から約12%徴収するのに対して、エアービーアンドビーは貸主から3%、借り手から6~12%徴収する。物件数を増やす上では途家が不利と言える。
 
2015年の中国人国内旅行者は40億人、海外旅行者は1億2000万人を超え、国内旅行収入は約52兆円。大人数で旅行する中国人にとって戸建てや集合住宅を安価に借りる民泊は好都合な上、近年の不動産ブームに伴う空き部屋の増加も民泊事業の起爆剤となっている。中国で強みを見せる途家と海外の物件数と知名度でリードするエアービーアンドビーの戦いは勢いを増しそうだ。

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