2016年11月16日

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ベトナム、繊維産業の2017年は前途多難か

ベトナム、繊維産業の2017年は前途多難か

ベトナム繊維産業は中国、インド、バングラデシュやパキスタン等縫製輸出国との苛烈な競争と予測される世界的な需要の低迷により、2017年も困難に直面することになるだろう。

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ベトナム繊維公団(Vinatex)のLe Tien Truong社長は、米国とEU向けの繊維縫製輸出は英国のEU離脱とTPP反対派のドナルド・トランプの米国大統領当選による負の影響が予測されると話す。政策的支援がなければ、繊維産業の輸出額増加率は5-7%に止まることが予測されるという。
 
ベトナム繊維協会(Vitas)は国内繊維縫製産業の支援のため、国内及び外資企業による投資事業の管理能力強化や、最低賃金の賃上げや労働時間に関する政策の見直しなど、商工省に複数の提案を行った。繊維協会はまた、繊維産業開発への支援と人材教育への支援も要請した。
 
繊維公団によると、今年1月から10月までのベトナムの繊維輸出は前年同期比4.8%増の233億ドルであった。今年の輸出目標額である280-290億米ドルに到達するためには、残る2か月で月間平均輸出額25億米ドルを達成する必要がある。
 
ベトナム製繊維製品の最大市場である米国への輸出額は前年比4.37%増の100億米ドル、続くヨーロッパは前年比2.46%増でおよそ30億米ドルであった。
日本と韓国もベトナム製繊維製品の主要市場となっている。
 
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_2643.html

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