2017年3月23日

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フィリピン・セブでの路上発砲事件、日系女性が関与か?

フィリピン・セブでの路上発砲事件、日系女性が関与か?

事件は3月19日、日曜日の深夜3時頃にセブ州庁舎近くの路上で発生し、その事件の模様がスマートフォンで逐次録画されていたため、事件を巡ってセブのトップ・ニュースとなっている。

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発砲した人物はドゥテルテ政権が違法薬物のヴィサヤ地区の総元締めと見ている人物の甥に当たり、この発砲した人物の父親も事件の前にセブ市内の陸橋でフィリピン人を車で轢き殺した事件を起こし、また米の密輸でとかくの噂がある中国系実業家で、品行の悪い一部中国系の実態がこの事件で明るみになった。
  
事件は車の走行を巡って口論となり、容疑者が22口径のピストルで、看護師である被害者に向けて4発発射。
うち数発が被害者に当たった。
公開された録画ではその様子が生々しく写り、口論している容疑者を押しとどめる愛人と見られる日系の女性の姿、発砲する様子、銃弾を受けた被害者が自分の車に戻る様子、その後日系女性が先に助手席に逃げ、容疑者が現場を逃走する様子が記録されている。
 
事件発生当初は容疑者を特定できなかったが、被害者が自分のスマートフォンで逃走した容疑者のナンバー・プレートを写していたために判明。

容疑者が乗り回していた乗用車はセブに何台もない高級車のベンツで、その後、警察当局は容疑者拘束へ向かうために裁判所に逮捕状を請求したが担当判事が発行しなかった。

それを知ったセブ市長が激怒して容疑者宅へ警察特殊部隊を送る騒ぎになったが、容疑者はいずこへか逃走。そのため、この容疑者の国内及び国外逃亡を阻止するために警戒を出していたが、事件の大きさに観念して容疑者は降参。

金に物を言わせて法廷闘争への場に持ち込み、容疑者の弁護士によると公開されている録画は、裁判では『証拠』にならないと強弁し、重要目撃者でもある容疑者の愛人と見られる日系女性も証人として意味はないと言明し、事件から隠す様子。
 
しかしながら、法律の専門家によるとこの日系女性は事件発生後容疑者と一緒に事件現場から率先して逃走しているために『共犯』に当ると見られている。
 
なお、この日系女性の本名は公開されているが、日本からの旅行者や一時滞在者ではなく、セブ在住の日本人家族の一人ではないかと推測されている。
 
また、容疑者は4発発砲し、銃弾は足の部分に当っていて容疑者には殺意はなかったとの主張に対しては、使われたピストルが小口径であり興奮している状態で発砲すれば、瞬間的に銃口は下方に向き、顔や心臓部を狙っても身体の下部方向に当るため、容疑者に殺意がなかったとは言えず、録画を見ても明らかに被害者に致命傷を与えるよう発砲しているのが分かる。
 
この事件は今後、法律的闘いに入って行くが容疑者一族の財力を持てば法曹関係者の買収など簡単で、事件は早くも『金』の問題と囁かれている。
 
なお、撃たれた被害者の状態だが快方に向かっているが、この事件は日曜深夜という通常の生活なら寝静まっている時間帯に、不良なセブの青年男女達が高級車を駆って、飲酒運転で遊び回っている一端も明らかにした。 
  
【写真は発砲容疑者が乗り回していた車の会社】
 
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news03&config=&command=body&no=408
 
>>あわせて読みたい 『ドゥテルテの対中国政策に対して「フィリピン世論」は反対大多数』

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