シンガポール航空、第4四半期は5年ぶり赤字 通年で55%減益
シンガポール航空(SIA)は5月18日、第4四半期(1~3月)決算を発表した。純損益は1億3,830万Sドル(約110億円)の赤字だった(以下全てSドル)。四半期ベースの赤字は5年ぶり。欧州連合(EU)での独占禁止法にかかわる訴訟で、貨物部門子会社SIAカーゴが引当金(1億3,200万ドル、約105億円)を計上したことが影響した。営業収支も悪化した。
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売上高は横ばいの37億2,000万ドル(約3,000億円)。営業利益は前年同期比82%減の2,760万ドル(約22億円)で、主要路線における競争激化による利益率の低下、経費増が影響した。燃料油経費は価格上昇で増加。燃料ヘッジによる損失も計上した。
域内部門子会社、シルクエアーの営業利益は利益率の低下で81.5%減の500万ドル(約4億円)。格安航空スクートとタイガーエアを所有する持ち株会社、バジェット・アビエーション・ホールディングス(BAH)の営業利益は53%減の2,200万ドル(約18億円)。
SIAカーゴの営業損失は500万ドルと前年同期の4,000万ドル(約32億円)より減少した。貨物取扱量が増加した。地上部門SIAエンジニアリングの営業利益は11%減の2,400万ドル(約19億円)。人件費の増加が響いた。
SIAの通年の売上高は微減の148億7,000万ドル(約1兆1,900億円)で、純利益は55%減の3億6,040万ドル(約290億円)になった。経営見直しの一環として保有機材のうちエアバス製スーパージャンボ機4機を処分する。
ソース:http://www.asiax.biz/news/43208/

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