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ドゥテルテ大統領、軍に2万人の増員を要請

ドゥテルテ大統領、軍に2万人の増員を要請

フィリピンのドゥテルテ大統領が、フィリピン軍に対し2万人の兵士の増員をリクエストしたことが、8日月曜、大統領広報官アベラ氏によって明らかになった。増員の目的は、現在の治安に対する脅威からフィリピンの領土を守るという安全保障姿勢の一部であり、アベラ氏によると、マラウィ市とミンダナオの軍隊の配備はより効果的に治安を維持する為、再調整する必要があるとのことである。

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増員要請は、大統領が継続的な脅威への対応策として数日前に議会に依頼したもので、最も大きな要因は、現在も地上戦と空爆が続いていて、既に500人以上が死亡しているマラウィ危機である。マラウィの戦闘は昨日で77日目となった。
 
昨日の政府の会見によると、これまでに528人のマウテメンバーが死亡、603の銃器が軍によって回収されている。1728人の捕虜がマラウィの占拠エリアから救出されたが、残念ながら45人の市民が死亡、戦闘によって122人のフィリピン政府側の兵士が命を落としている。
 
同会見の中で、軍のスポークスマンは、2万人の兵の増員は、昨年からの軍のリクエストでもあることを話し、当初は1万人だったが、現在は状況を勘案し2万人となったようだと説明した。また、先週のドゥテルテ大統領と政府議員の会談の中で、地元テロ集団の残党による新たな脅威の存在を確認したことを明らかにし、保安要員増員の重要性をアピールした。
 
「政府軍がマラウイで直面した大きな力は、地元のテロ集団が力を結集させたものであった。ミンダナオ島に残っているテロリスト支持者の中には、地域でトラブルを起こすために再びテロ組織に加わりたいと考えている者が少なからず存在する」と話し、マラウィのマウテグループ、マギンダナオのバングサモロイスラム自由闘争(BIFF)、アブサヤフ、その他の地元のテロ集団などがまだ脅威と成り得ることを説明した。
 
軍は、ミンダナオ島西部にあたる、ラナオ州、マギンダナオ、コタバト、ザンボアンガ・デル・スール、スールー諸島などの地域には、依然としてテロ組織のメンバーが活動を行っており、今後、治安部隊はさらに厳重な監視の強化を行っていくとのことである。
 
ソース:https://davawatch.com/articles/2017/08/08/4562.html

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