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日本の「IHI」がルーマニアのドナウ川架橋工事を受注 同国の貨物流通の効率化にも貢献

日本の「IHI」がルーマニアのドナウ川架橋工事を受注  同国の貨物流通の効率化にも貢献

IHIインフラシステム(本社:大阪府堺市)は17日、イタリアの建設会社アスタルディと共同で、ルーマニア道路インフラ公社から東部ブライラ市のドナウ川架橋工事を受注したと発表した。

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本体の橋のほか接続橋・道路を含め、総延長約23キロメートルの設計・建設を一括して請け負う。契約額(税抜き)は19億9,000万レウ(4億2,900万ユーロ)。2021年末に完工する。IHIグループの同国での受注は初となる。
 
受注したのは、◇ブライラ市と対岸をつなぐ吊り橋(全長2,000メートル弱、4車線)◇高架接続橋(両端約110メートル)◇接続道路――の設計と建設。完成すると国内で最長の吊り橋となる。
 
IHIによると、ブライラ市と対岸の移動手段は現在、100キロメートルを超える迂回路や船に限られている。吊り橋が完成すれば渡河しやすくなり、交通の利便性が格段に向上する。また、今回の工事の一部である接続道路は既存の高速道路につながるため、ルーマニア最大のコンツタンツァ港とルーマニア東部地域間の貨物流通の効率化にも貢献できる。さらに、南東欧とポーランド、ウクライナ、ロシアとの物流も容易になる。
 
現在、ドナウ川に架かる橋はルーマニアに2つあり、いずれもブライラよりも南に位置している。
(1RON=29.12JPY)
 
ソース:http://fbc.de/ost/ost34021/

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