2018年5月11日

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2017年度『報道自由度ランキング』が発表 フィリピンは180ヵ国中127位

2017年度『報道自由度ランキング』が発表  フィリピンは180ヵ国中127位

人権や反対派に締め付けの目立つドゥテルテ政権だが、フランス・パリに本部を置くジャーナリストの国際的NPO『国境なき記者団』が2017年度の『報道自由度ランキング』を公表した。

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これによるとフィリピンは対象国180の国と地域の中で、127位(41.08ポイント)となり、相変わらず低位国に留まっている。
   
ドゥテルテ政権は最近でも外国人の国内における政治活動の禁止や、政権に都合の良いニュースをインターネット流したりと自由には遠い位置にあり2018年度は更に順位が下がると予測されている。
   
このランキングで首位はノルウェー(7.60)であり、ポイントの算出方法は明らかにされていないが、少ないほど報道の自由度が高い国となっていて、2位スウェーデン(8.27)と北欧諸国が上位を占めている。
   
ヨーロッパ諸国が比較的に上位に入る中、アメリカは43位(23.88)でトランプの情報操作が露骨な中でも割合上位に入っている。
   
一方、アメリカの盟友と自称している日本は72位(29.44)と相変わらず低迷。
   
日本は2010年の民主党・鳩山政権時代には過去最高の11位に入ったが、その後、自民党・安倍政権になってから2013年の53位から順位は下がる一方で、2017年度は72位になった。
    
アセアン加盟国でトップはインドネシアの124位(39.93)と下位グループに入っているように、何れの国も低位にあり、経済成長と報道の自由度は両立していないことが明らかになった。
 
フィリピンの次は131位ミャンマー(41.82)で軍事政権から民主政権になって少しずつ報道の自由度は改善されているのが分かる。
   
132位は一党独裁化の進むカンボジア(42.07)、142位はアジア唯一の軍事政権が居座るタイ(44.69)となり、比較的自由度が高いと思われているマレイシアが144位(44.89)と報道の自由度が明らかに低いことが露呈。
   
151位シンガポール(51.10)と経済とは裏腹に監視国家通りの自由度の低さ。
   
156位ブルネイ(53.72)、170位ラオス(66.41)、175位ヴェトナム(73.96)とアセアン諸国は報道の自由度がなく政権党の独裁化が顕著になっている。
  
なお、中国は176位(77.66)と最下位に近いがまだ自由度があったのかと驚く向きもあり、最下位は常連の北朝鮮(84.98)で、対する韓国は63位(27.61)と日本よりかなり報道の自由度が高い国となっている。
  
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news01&command=body&no=444&

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