2018年10月5日

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ベトナム進出のイオンがFivimartの全株式を売却 累積赤字860米万ドルに

ベトナム進出のイオンがFivimartの全株式を売却 累積赤字860米万ドルに

日本の小売企業イオンは、ベトナムのショッピングマーケットチェーンFivimartとの提携を解消したと消息筋がVnExpressに語った。

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イオンの上級役職者は匿名で、3年間の提携後、イオンはFivimartの全株式をベトナム企業に売却したと語った。
 
売却額は公表されなかった。
 
9月28日から、多くのFivimartスーパーマーケットでイオンのロゴが覆われた。同社の公式Facebookのファンページは、イオンのロゴのない新しいプロフィール画像に更新され、ウェブサイトには「アップグレードおよび構築中」と表示されている。
 
2015年、イオンはFivimartのオーナー企業のNhat Nam株式会社からFivimartの30%の株式を取得した。Fivimartの店舗は当時の10店舗から現在23店舗に増加した。
  
これにより、しばらくの間、Fivimartの収益は年に20%近くも増加した。
 
だが、同社は多額の費用により、過去3年間、損失が報告されている。2015年に600億ベトナムドン(258万米ドル)、2016年に960億ベトナムドン(413万米ドル)、昨年は230億ベトナムドン(98万9,600米ドル)の損失であった。
 
昨年末、Fivimartは、累積損失約2,000億ベトナムドン(約860万米ドル)を報告し、負債は同社の総資産価値に相当する8,230億ベトナムドン(354.1万米ドル)であった。
 
イオンは2008年にベトナム市場に参入した。2011年、同社のメンバーであるミニストップコンビニエンスストアチェーンは、ベトナムのコーヒー会社Trung Nguyenと協業し、G7-Ministopコンビニエンスストアを立ち上げた。
 
協業は失敗し、2015年、ミニストップは契約を解消、日本の双日とパートナーシップを結び、今後8年間で800店舗をオープンする見込みである。
 
イオンはまた、2015年に910億ベトナムドン(391万米ドル)、2016年に330億ベトナムドン(141万米ドル)の損失を報告した地元スーパーマーケットチェーンCitimartと提携している。
 
2016年末のCitimartの累積損失は157億ベトナムドン(675万米ドル)であった。
 
イオンは、ホーチミン市、ハノイ、ビンズン省の南部に4つのショッピングモールがある。
 
同社は、2020年までにベトナムにモールを20店舗オープンすることを目標としており、ハノイとハイフォン市の北部にはそれぞれモールを1つずつ建設中。
 
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3618.html

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