2018年10月31日

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ベトナムで店舗拡大に苦戦する外資系コンビニ その問題点とは?

ベトナムで店舗拡大に苦戦する外資系コンビニ その問題点とは?

タイで好調なセブンイレブンと韓国市場を支配しているGS25は、依然としてベトナムの小売ネットワークの拡大計画を達成していない。

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セブンイレブン・ベトナムのVu Thanh Tu社長は、2017年6月、ホーチミン市にセブンイレブン1号店をオープンした際、今後10年間で1,000店舗をオープンし、餅米、生春巻、昼食が店の主要食品製品となると発表した。
 
当時、インスタント麺メーカーAcecookのマーケティング部長かごしましげと氏は、世界中16カ国で5万6,400店舗を展開し、世界をリードするコンビニエンスストアチェーンであるセブンイレブンが「ベトナムの小売業の現状を変える」とコメントした 。
 
だが、Cafebizによると、これまでのところセブンイレブンは21店舗しかオープンしていない。
 
2017年末には、韓国のGS25コンビニエンスストアチェーンを運営するGS Retailが、Sonkimlandと協業しベトナムに参入した。
 
GS25は韓国の小売市場の30%を占めている。
 
GS25は、2018年1月にホーチミン市に最初の店舗をオープンし、ロンアン省で食品加工工場を建設し、ハノイで存在感を高め、今後10年間で2,500店舗をオープンしそのうち50店舗は2018年末までにオープンするという意欲的な計画が発表した。
 
だが、Cafebizによると、これまでに16店舗しかオープンしていない。
 
ブランディングの専門家は、コンビニエンスストアチェーンは昼食用食品を販売しているがその方法は適切でないとコメントした。
 
専門家は、ベトナム人は舗道や公園で昼食を取る習慣はないので、座席のある特定の場所で昼食を提供する方がよいと述べた。
 
だが、ハノイやホーチミン市で十分な広さのある敷地を見つけることは困難だ。
 
Kantar WorldpanelのNguyen Huy Hoang氏は、ベトナムでのコンビニエンスストアネットワークの展開において2つの大きな課題を指摘した。
 
最大の課題は小売店敷地の不足。 コンビニエンスストアの面積は少なくとも60平方メートル必要。 立地は好条件でなければならず、賃料は極めて高い。
 
もう一つの課題は、莫大な運用コスト。 一部の関係者によると、ファミリーマートとサークルKはまだ利益を上げることができないという。
 
Cafebizによると、Circle Kは同社ホームページに記載されているとおり、ハノイ、ホーチミン市、ブンタウに300店舗、ミニストップは111店舗、セブンイレブンは21店舗、GS25は16店舗ある。
 
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3645.html

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