2019年3月11日

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シンガポール政府 トランス脂肪酸を含有する油脂、使用禁止を決定

シンガポール政府  トランス脂肪酸を含有する油脂、使用禁止を決定

アムリン・アミン上級政務次官(保健担当)は6日の予算審議で、トランス脂肪酸の含有量が多い部分水素添加油脂(PHO)の食品としての使用を全面禁止すると明らかにした。
ソース:http://www.asiax.biz/news/49207/

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現在、シンガポール販売されている油脂は最大2%のトランス脂肪酸含有が認められている。2013年に導入の規定で、国民のトランス脂肪酸摂取量は10年の1日2.1グラムから、18年には1グラに減少した。
 
しかし世界保健機関(WHO)は、トランス脂肪酸は心臓病のリスクを高めるとして、食品に含めないよう呼び掛けている。PHOとは、植物油に水素を添加してつくる半固体または固体の油脂のこと。
 
トランス脂肪酸が含まれている可能性のある食品は、スナック菓子、焼き菓子、調理済み食品、マーガリン・ショートニングの4種(麺、クッキーなど包装詰め商品を除く)。
 
アムリン氏は「工業的に生産されたPHOは有害であり、健康にマイナス。国内食品業界も禁止に賛成している」と述べた。業者には対応に時間的余裕を与えるという。
 
米国、カナダ、タイなどはPHOの食品添加を禁止している。アプティマ・ニュートリション・アンド・スポーツ・コンサルタントのルーテンス氏によれば、多くの食品会社がトランス脂肪酸がゼロかほとんど含まない食品を生産しているが、100グラム当たりトランス脂肪酸含有量が0.5グラム以下であればラベル表示をしなくてよいという抜け穴があり、0.1グラム以下に改めるべきとの意見だ。
 

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