2020年2月25日

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フィリピン:中味はさておいて セブのホテル事情

フィリピン:中味はさておいて セブのホテル事情

中国・武漢市発の新型ウィルスによる余波はフィリピンの観光業に大打撃を与えているが、その中でセブのホテルは不足しているとの見通しが出ている。

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セブと並ぶ世界的な観光地であるタイ・プーケットとインドネシア・バリ島で営業する3つ星以上のホテルの部屋数は、プーケットには47475室、バリには50000室がある。
 
それに対して同クラスはセブには10600室しかなくて明らかに少なく、このためセブは前記2つの観光地と比べて室料が高くなっていることが指摘された。
 
地域別ではセブのリゾート施設が固まるマクタン島の3つ星以上のホテルは一泊平均3340ペソ(約7400円)~12130ペソ(約27000円)、セブ市内では1490ペソ(約3300円)~6600ペソ(約14600円)となっている。
 
一方セブ市に隣接し、日本の東横インが立地するマンダウエ市では1490ペソ~6270ペソ(約13800円)と若干安くなっている。
 
またセブのホテル稼働率は上々で83~85%を記録し、ブランドの高い高級ホテルでは90%と高率となっていて、ホテルの客室数が不足していると見ている。
 
そのため、今後4年間で4000室以上の増設が必要とされ、外資系ホテルの導入が急務とされている。
 
なお、同地区の3つ星ホテルの部屋の供給量は全体の38%を占め、4つ星ホテルは27%になり傾向として3つ星以下が多く、高級ホテルが少ないことが浮き彫りになった。
 
この報告に対して、リゾートとして充実し、ホスピタリティーも優れたプーケットとバリ島とセブを同列に比較することは無理があり、単純に部屋数を増やせば観光客はやって来るの分析は甘いとの指摘もある。
 
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news02&config=&command=body&no=393

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