2022年1月19日

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フィリピン:2021年新車販売台数 前年比増も目標を下回る

フィリピン:2021年新車販売台数 前年比増も目標を下回る

フィリピンで自動車を製造・販売する業界団体の全国自動車工業会(Chamber of Automotive Manufacturers of the Philippines Inc.=CAMPI)が2021年度の加盟各社の新車販売状況を発表したが、その年間販売総数は26万8488台であった。

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CAMPIは毎年度に販売目標総数を発表するが、2021年の目標数は29万5400台に設定していて、目標目標の約10%減という結果になった。

 
しかし、2020年の販売台数は22万793台であり、コロナ禍でも2021年は20%の販売増で販売は堅調であったことが分かる。

 
直近の2021年12月の販売状況では2万7846台を販売し、これは前月11月比で5.3%の増加となり2020年3月からコロナの防疫規制が強化されてから、単月では最多の販売台数となった。

 
販売車の内訳では、乗用車が前年より22.4%増の8万5260台、バンを中心とする商用車は18.9%増の18万3228台で、商用車が全体販売数の70%近くを占めた。

 
会社別の販売数ではトヨタが首位48.3%を占め圧倒的なシェアを誇るが、フィリピン・トヨタは合弁を組んだフィリピン側の方が力は強く、儲けはそちらに吸い取られる構造となっている。

 
2位はかつて爆発的にフィリピンで売れたパジェロの威光の残る三菱だが、シェア率は13.98%と首位からはほど遠い結果となっている。

 
3位は日本では売れず販売撤退になったフォードがフィリピンでは売れていて7.45%。

 
日本でも不振の続く日産は7.3%、4位とやはりフィリピンでも振るわない。

 
5位に入ったのはフィリピンでは新興のスズキで7.22%と健闘し、スズキに追い抜かれてしまったかつてはトヨタに続くシェア率の時もあったホンダの不人気が目立った。

 
なお、日本車と対抗する韓国車はフィリピン国内では生産をしていなくてすべて輸入車扱いとなるためにCAMPIの数字には出て来なくて、ヨーロッパなどの高級輸入車も同じ扱いになる。

 
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news02&config=&command=body&no=425

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