2016年3月10日

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カンボジア労働省が最低賃金法を検討、最低賃金の決定までを体系化

カンボジア労働省が最低賃金法を検討、最低賃金の決定までを体系化

労働省は先週開催された年次会合で、カンボジアの最低賃金決定において不透明となりがちな過程を体系化するため、法案の作成を検討していることを発表した。

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詳細は未定であるものの、労働省のHeng Sour報道官は2月22日、この法律は最低賃金に関する現在の大臣令や条例より詳細な規定を伴うものであり、賃金決定のメカニズムを明確化するものであると話した。
 
Sour報道官はまた、この法律で最低賃金制度を他のセクターにも拡大することを想定していると述べたが、現在はまだ計画の初期段階であることを理由として、どのセクターを想定しているかについてはコメントしなかった。
 
「この法律はひとつのセクターを対象とするのではなく一般的なものですが、施行の際には、いくつかの条項で、政府が優先とする、例えば繊維・縫製・製靴等の低賃金のセクターについて言及することになります」とSour報道官は述べた。

カンボジアアパレル労働者民主組合連合のAth Thorn会長は22日、この最低賃金法は法案も作成されておらず、言及するのは早急であるとしつつも、どのようなものであれ、曖昧さ、不明瞭さを改善するのであれば好ましいと述べた。「法案が通過すれば、政府、労使ともに従うことになりますから、よいことだと思います」と彼は政府、労働者、雇用者間がしばしば陥る緊張関係に言及しつつ、感想を述べた。
 
photo by archer10 (Dennis) (68M Views) on flickr

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