非現金化が進行? 電子決済6割に疑問の声
スマホアプリを使った支付宝(アリペイ)などの電子決済が話題となっているが、すでに電子決済が香港における決済方法の6割を占めていることがわかった。
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8月25日付香港各紙によると、これは香港金融管理局(HKMA)の李達志・高級助理総裁が同局のサイトであきらかにしたもので、香港市民の個人の決済方法はクレジットカードを含む電子決済がすでに6割にも達しており、現金払いは4割と少数派になっているという。
ただ、これで電子マネーの普及が進んだと考えるのは早計のようだ。決済全体の数字の50%を占めるクレジットカードも電子決済として扱われており、それ以外のオクトパス(八達通)、EPS、QRコード決済などは全体の10%にすぎず、さらに最大手のオクトパスを除くと5%にしかならない。香港中文大学のエコノミスト、荘太量氏は「香港では一般的に200ドルを超える支払いについてはクレカが主流。オクトパスの占有率も高く、他企業の参入は難しい状況。すぐに撤退が相次ぐだろう」と予想。
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