2017年9月13日

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知ってたらネタになるアフリカの自動車豆知識

知ってたらネタになるアフリカの自動車豆知識

日本からアフリカへ中古車が多く輸出されている。輸出の実態は統計データが存在するが、その後のカーライフはどのような状況なのか。現地レポートでその実態を確認してきた。

 

 

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タンザニアはナンバープレートで販売価格が変動する

 

<ナンバープレートの見方>

 

自動車のナンバープレートを気にしたことがある人が少ないかもしれませんが、日本のナンバープレートは最近ご当地ナンバーがあったり、自動車購入時に希望ナンバーを申請できたりと国内独自のルールがある。実はどこの国でもそれぞれルールがあるのだが、タンザニアではナンバープレートで中古車の販売価格が変動するという情報がある。

 

現地でのインタビューであるためデータでの相関は不明であるが、タンザニアのナンバープレートの見方が分かれば何の中古車が人気か判断しやすくなる。注目すべきはナンバープレート下段のローマ字である。ここのローマ字でタンザニアで登録された時期を読み取ることができるのである。

 

 

登録が古い車両から「A」→「B」→「C」→「D」と表記される。
Dナンバーが最新(2017年3月現在)で、タンザニア国内での売却価格に影響を与える。タンザニアではナンバーを一度登録すると変更されないことから古い車ほど価格が付きにくいのである。例え全く同じ車両だったとしてもタンザニアに輸入され現地を走行した車両は悪路を走行、傷、エアコン故障など車両へのダメージが増えている可能性が高いため安くなってしまう。古い車両でも日本の様に綺麗に補修された道路を走行し、ディーラー環境が整っていて車検が定期的にしっかりと行われているところから輸入した車両には価値があるという具合である。

 

 

タンザニアの自動車整備

 

アフリカ大陸における自動車メーカーの生産工場

 

日本とタンザニアの整備環境の違いがあるという話を少し掘り下げてみる。アフリカ大陸には自動車メーカーの生産工場が存在している。

 

<日系自動車メーカーアフリカ生産拠点>

 

南アフリカ ジンバブエ ケニア ナイジェリア エジプト チュニジア モロッコ

スズキ

トヨタ

ニッサン

ホンダ

マツダ

ミツビシ

 

日本の代表的な自動車メーカーである、トヨタ、日産、マツダ、スズキ、ホンダ、ミツビシはアフリカ大陸に生産拠点を設置しており、南アフリカ共和国に集中している。トヨタは南アフリカ共和国・ケニア・エジプトに拠点があり、南アフリカでは15.5万台の生産能力を持っている。ニッサンも南アフリカ共和国・モロッコ・エジプト・ナイジェリアに拠点があるが南アフリカ共和国が10万台、ルノー車の生産でモロッコでは40万台となっており、拠点が存在していても南アフリカ共和国に集中している現状がある。

各企業のアフリカ大陸市場戦略は様々で、トヨタが15.5万台以上、ニッサンが50万台以上(ルノー車含む)の生産拠点となっており、その他のマツダ、スズキ、ホンダは販売拠点として運用している。以上のことから自動車構成部品なども拠点周辺に集約されることが考えられ、拠点の無い地域への流通が乏しくなることも予想されている。

南アフリカに拠点が集中する理由として、自動車普及率と1人あたりのGDPが関係していることが考えられる。モータリゼーションが始める目安は1人あたりのGDPが3,000USDと言われており、超えている国は南アフリカ、チュニジア、エジプト、モロッコ、ナイジェリアである。

 

タンザニアの整備環境

青空工場が通常でこの写真はタンザニア、ダルエスサラームの現地人が行く整備士がいるエリア。日本人で現地駐在している方はあまり近寄らないエリアのようだが中古部品が活発に売買されている。

日本の様な自動車用リフトも無く、ジャッキが無いところも多い。地面に穴を掘りその下に潜り込んで作業するなど非効率な整備環境である。設備的問題だけでは無く、独学での整備なので時間が非常にかかる。簡単なエンジンルームの配線交換するだけでも5人集まってしまう現状だ。

 

補足情報だが、工具が売っていないわけではない。ほぼ中国製の製品である。日本の通販でもよく見かける製品である。あくまでも販売するものであり、買って使用している現地が少ない印象だ。

 

 

ザンビアの整備環境

 

ザンビアはタンザニアとのギャップが大きい。ザンビアは日本の様にガソリンスタンドが幹線道路沿いに多くある。ガソリンスタンドにはコンビニや整備工場が隣接されていることが多い。写真の整備工場は外資企業が運営している。リフトが2〜3台、タイヤチェンジャーとバランサーも設置されている。何と言ってもアライメントテスターも設置されていることに驚きを感じる。整備工場にインタビューしたが、高度な整備環境は正直ニーズは少ないとのことだ。悪路の多いアフリカではまだ早いのだろう。

 

ザンビアのガソリンスタンドの外観を見ると日本とあまり違いを感じない。ここのガソリンスタンドは奥にレストランが複数出店されている。

 

 

「アフリカ=国」ではない

アフリカ大陸の中で、隣国であるタンザニアとザンビアでも雰囲気は全く違うことがわかる。自動車市場だけでもこれだけ違いがあるのは記事の通り。最近では「アフリカ」に注目されているがそれぞれの国に合った具体的な話が少ない様な気がする。アジアでも日本と中国が違う様にアフリカも陸続きだが違いが大きい。投資、支援、ビジネス、観光どのような場面でもその国々にフォーカスしローカルに寄り添う必要があるのではないだろうか。

 

(参照)アフリカ&自動車情報メディア「Kururica.com

http://kururica.com/news/113

 
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