フィリピン・ダバオのココナッツ 体細胞胚発生技術で生産量アップが可能
研究者の調査によると、ダバオのココナッツ栽培者はCoconut Somatic Embryogenesis Technology(ココナッツ体細胞胚発生技術、以下CSET)を用いることにより、それぞれのココナッツ生産量を増加することができると述べた。
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フィリピン大学の理数科の元学部長であるAnnabelle U. Novero博士もココナッツの理想的な繁殖の比率は1苗1実だと説明している。また、Philippine Coconut AuthorityのCSETプロトコルは80〜120個の小植物を持つ幼芽を有しており、ダバオのココナッツ栽培者を支援できるよう、小植物の数を1,000個まで増加させることを目指している。
Novero氏によれば、CSETプログラムは科学技術省(Department of Science and Technology)が実施している国家プログラムであるほか、フィリピンをココナッツのトップ生産国としてもう一度位置付けることを目指しているとのこと。
フィリピン統計局のデータでは、ダバオ地方は実に総量225万トンものココナッツを生産しており、国内一の生産量となっている。また、ミンダナオ島は全国の330万ヘクタールのココナッツ農園のうち、その半分近くである170万ヘクタールを所有している。
フィリピン国内では料理の材料としてだけでなく、燃料や日用品として余すことなく利用されているココナッツ。今回の技術によって生産量が著しく増加すれば、国内のみならず、海外への輸出量も同時に増えることだろう。
ソース:https://davawatch.com/articles/2019/01/05/12500.html
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