シンガポール :世界を後背地に、通産相が企業の海外進出を奨励
チャン・チュンシン通産相は7月8日の国会で、経済成長をどのように維持するかとの議員の質問に対し、シンガポール企業は狭い国土の制約の中だけで活動するのでなく、広く世界を勢力範囲に活躍すべきと、一段の海外進出を促した。
ソース:http://www.asiax.biz/news/50673/
この記事の続きを読む
国土の制約を離れることは、国内で生産される財、サービスの付加価値の総計である国内総生産(GDP)という従来のパラダイムを打ち破る1つの方法だという。また、経済を成長させるためには国民総生産(GNP)に関心を向けるべきだと述べた。GNPは一定期間に国民によって新しく生産された財、サービスの付加価値の総計で海外所得が含まれる。ここでいう「国民」は国内に居住する個人および企業などの組織を指す。
チャン氏は次期首相が確定しているヘン・スイーキアット副首相・財務相の片腕。次期選挙の後は重要閣僚就任が確実視されている。
シンガポール企業は長く国内志向の時代が続いたが、リー・クアンユー初代首相の鶴の一声で海外進出が始まった。当初は米国などに進出したものの成果はなく、その後、なじみのある周辺国への進出に軸足を移したいきさつがある。
チャン氏は、シンガポール経済に中長期的影響を与える可能性のある変化にも言及した。その1つが、法人税に最低水準を定める新たな国際ルール案で、シンガポールの競争力に影響するという。GAFAと呼ばれる米IT大手などが低税率の国・地域に利益を逃す課税逃れを防ぐのが狙い。ドイツのショルツ財務相らが国際社会に提案している。

最新ニュース
-
- 香港
- 香港:習近平講話で1国2制度が長期安定 2022年7月5日
-
- インドネシア
- インドネシア:8月1日まで延長 緊急活動制限 近日中に規制強化 2022年7月5日
-
- 香港
- 香港:習近平・国家主席が高速鉄道で来港 2022年7月1日
-
- インドネシア
- インドネシア:犠牲祭、10日に 宗教省 2022年7月1日
-
- 香港
- 香港:習主席の来港期間は湾仔北を封鎖 2022年6月30日
この記事の提供会社

-
- フィリピン
- フィリピン:ブラザー工業が バタンガスに工場増設
-
- フィリピン
- フィリピン:ミニストップ フィリピンからも撤退
-
- インドネシア
- 首都圏広域で停電 MRT、信号も停止
-
- インドネシア
- ジャカルタの大気汚染が世界最悪に、マスク着用必要なレベル
-
- シンガポール
- シンガポール国民の過半数が「新年度予算案」を支持
-
- その他ヨーロッパ
- なぜ日本では「落とし物」をしても必ず返ってくるのか? 5つの理由