ソーシャルネットワークと検索エンジンは、企業がオンライン広告で非常に効果的だと考えている2つのプラットフォームである。ベトナムの企業は、この2つのチャネルに多大な費用をかけている。

　
ベトナム電子商取引協会（VECOM）によると、ソーシャルネットワーク上の広告を利用する企業の割合は、2020年も引き続き増加している。

　
この4年間で、ソーシャルネットワークと検索エンジンという2つのプラットフォームを通じたオンライン広告の成長は、旧来の広告形態を上回っている。この2つの方法は、企業が顧客に到達するための最も効果的なチャネルであると考えている主な方法。しかし、この2つのプラットフォームにおける広告費率は、数年前に比べて乖離し始めている。

　
調査によると、2020年には、ベトナムの企業の最大53％がソーシャルネットワークを通じて自社のウェブサイトやモバイルアプリケーションを広告していた。この割合は、2019年の49％と比較して4％増加した。これは、企業が最も優先する長年のメインプラットフォームと考えられる。

　
2位は検索エンジンでの広告。しかし、検索エンジンへの広告掲載率は、2019年の33%から2020年には29%に減少した。長年の安定した成長の後、今年が初めての減少となった。

　
新聞やオンライン新聞への広告は、それぞれ14％、15％と2019年に比べて増加した。一方、テレビでの広告は13％とやや減少した。また、調査に参加した企業のうち24％までが、オンライン広告を一切利用していないと回答している。

　
2020年の広告市場のハイライトは、大多数の企業がオンライン手段やモバイルアプリケーションによる広告費用を削減することである。

　
VECOMによると、57％の企業が2020年のオンライン広告費は1000万ドン以下と回答。また、5000万ドン（約2500米ドル）以上の広告費をかけている企業の割合は、わずか10％だった。主な理由は、新型コロナの影響で、企業が広告費を削減せざるを得なかったことにある。

　
しかし、ソーシャルネットワークを通じたオンライン広告ツールを高く評価する企業の割合は、2018年の52％に対し、2020年には41％に減少した。同様に、検索エンジンを通じたオンライン広告ツールの効果についても、2018年の40％に対し、2020年は31％に減少した。専門家によると、その理由は、これらのチャネルがより高価になっているからだという。

　
2020年、オンライン広告活動への予算支出では、ハノイとホーチミン市が引き続き2大都市となっている。それによると、ハノイ市の企業の35％、ハノイ市の企業の33％がオンライン広告に5000万ドン以上の予算を費やしている。ベトナムの残りの省や都市の割合は非常に低いものだった。これは、地方によって電子商取引の発展に差があるという現状と一致している。

ソース：http://apparelresource.asia/news/item_4460.html

• ベトナムニュース一覧 →
• IT・通信ニュース一覧 →