2015年11月20日

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【外国人の視点】健康大国・日本が世界に教えられる7つの生き方

【外国人の視点】健康大国・日本が世界に教えられる7つの生き方

世界のなかでも寿命が長く、”ヘルシー”なイメージが強い日本。海外のメディアでも日本人の習慣や食事などが度々取り上げられ、日本人のライフスタイルが健康的に長生きするための「ガイドライン」として紹介されています。

 

そこで今回は、米国ヘルスケア会社エトナが紹介した「健康大国日本が世界に教えてくれる7つの生き方」をご紹介します。

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【1】魚中心の食生活

さかな、さかな、さかな~♪なんて歌があるくらい、日本人は魚が大好き。日本人1世帯ごとの1年間の魚の平均消費量は55.7キロで世界第6位です(ちなみにアメリカは24.2キロ)。
 
血液中の中性脂肪やコレステロールを増やす作用がある飽和脂肪酸は肉類には多く含まれていますが、青魚(サンマ、イワシなど)などに多く含まれる脂質は、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などの不飽和脂肪酸。血液中の中性脂肪やコレステロールを低下させる作用などがあり、脂質異常症や高血圧、動脈硬化、心疾患、脳血管疾患など、生活習慣病の予防に役立つことがわかっています。
 
魚中心の食生活は心臓疾患による死亡の確率を36%低くし、オメガ脂肪酸を増やし、平均で2.2年長生きすると言われています。これまで肉類中心の食生活をおくっていた人は、肉類を控えめにして、1日1食はメインディッシュに魚料理を取り入れるようにしてみましょう。
 

【2】海藻類を世界一摂る

日本ではよく食事に出てくるのに、欧米型の食事では全く目にしない”海藻類”。国際連合の報告によると、日本では毎年10万トンの海藻類が消費されています。
 
低カロリーでありながら栄養満点の海藻はカルシウム、リン、亜鉛、ヨードなどのミネラルがたっぷりと含まんでいるのです。また海草は自然のヨウ素を含む珍しい食品で、新陳代謝を促したり、子どもの場合では成長ホルモンとともに成長を促進する働きをしてくれます。
 
海外ではまだまだ珍しい食品の「海藻類」ですが、今後は日本食だけではなく、イタリアンやフレンチにも海藻を使った料理が増えていくといいですね。
 

【3】カラオケが国民的娯楽

日本に来た外国人は「カラオケボックスの多さ」に驚きます。海外では珍しいカラオケが街中のそこらじゅうにあり、普段からよくカラオケに行く習慣があるのは日本人だけかもしれません。日本のカラオケ業界の業界規模(主要対象企業5社の売上高計)は1,331億円。カラオケはまさに日本人の国民的娯楽です。
 
パァッと仲間で楽しむときや、嫌なことがあったときに歌ってすっきりするカラオケは、近年「健康法」としても注目を集めています。カラオケはお腹から大きな声を出すだけで運動になり、一曲歌えば100m走るのに匹敵する運動量になるのだとか。カラオケにはストレス耐性(ストレスに対する抵抗力)を高める効果があり、精神を安らげ、安定させる効果があることが、研究で分かっています。 ストレス解消に有効なカラオケが身近にあるので、日本人は知らないうちにうまく発散しているのかもしれません。
 

【4】発酵食品を食べるべし

これも海外ではあまり見られない健康食品です。採れたままの食材に対して、何らかの発酵に基づく加工が成されたもので、ぬか漬けや梅干、醤油、味噌、納豆などが発酵食品です。
 
日本人の毎日の食事には欠かせない発酵食品ですが、乳酸菌が腸の環境を整えてくれたり、納豆菌が血流を良くしてくれます。また、体外から入ってくる病原体などと戦う免疫細胞も腸には多数存在していますが、発酵食品に含まれる微生物はこの免疫細胞を活性化することがわかっています。
 
数年前までは欧米ではあまり知られていなかった日本の発酵食品ですが、最近の健康ブームとあいまって、少しずつ知られている食品です。
 

【5】日本人なら黙って緑茶

日本人なら毎日1回は飲んでいる緑茶。緑茶が健康に良いことなんて、日本人からすれば当たり前のことですが、緑茶を日常的に飲む習慣のない国の人からすれば、素晴らしい発見なのだとか。
 
緑茶には、心臓病のリスクを低減し、ウィルスを撃退、体の脂肪燃焼効果を高める作用があり、血糖値を下げる作用、コレステロールの吸収を妨げ、悪玉コレステロール(LDL)値を下げてくれる作用、糖尿病のリスクを3分の1に低減、ボケ防止など様々な効能があります。
 
とにかく体に良いこと尽くめの緑茶を日常的に入手できる環境にある日本人は、海外の人から羨ましいのかもしれません…。
 

【6】毎日の入浴習慣

日本と言えば、お風呂の国。日本人のように、毎日湯船に浸かる習慣がある国民というのは、世界ではとても珍しいです。東京ガスの調査によると、「夏以外は浴槽入浴をする」という人が全体の4割で一番多い結果になっています。
 
言うまでもありませんが、浴槽入浴は血行を良くし、リラックス効果、ストレス解消、デトックス効果、体臭対策などシャワーにはない様々な効果があります。入浴後は適度な疲れがあるのでぐっすり眠れるというのも嬉しいポイントです。何より、源泉が全国にあり、いつでも手軽に温泉に行けるというのは他の国にはない日本ならではの素晴らしいところ。お風呂に入るという習慣が日本人の健康を支えているといっても過言ではありません。
 

【7】時にはバカになる

日本と言えば、くだらないおバカなことが大好きな国だと海外の人から思われているようです。日本のコミカルなCMやバラエティ番組のドッキリ企画、お笑い番組の馬鹿げたゲームなどが海外では大ウケ。真面目でシャイなイメージのある日本人とは違い、ギャップを感じるのだとか。
 
実際に、「笑い」には様々な健康効果が実証されており、笑うと免疫力が高まるだけでなく、脳の働きが活性化し、血行を促進し、自律神経のバランスが整え、筋力がアップ、幸福感と鎮痛作用を与えてくれます。「笑う門には福来る」ということわざがありますが、「健康」も一緒についてきてくれるのはありがたいですね。
 
これからも、バカバカしいくだらないことで笑えるユーモアのある国民であってほしいと思います。

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