2016年9月13日

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スタンダードチャータードCEO、英EU離脱後の銀行システムに懸念

スタンダードチャータードCEO、英EU離脱後の銀行システムに懸念

英大手銀行スタンダードチャータードのビル・ウィンターズ・グループ最高経営責任者であるウィンターズ氏は、英国の欧州連合の離脱の決定について「英経済に影響が及ぶのは必然で、欧州にも根本的な重圧がかかる」と述べた。英国では直近で経済の底堅さを示す指標も出ているが「顕在化には時間がかかる」と、行き過ぎた楽観を戒めた。

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今回の離脱決定により、ウィンターズ氏は英国の混乱が欧州の構造問題にも拍車をかけると指摘した。特に、銀行システム問題が差し迫った問題であると述べている。
 
欧州中央銀行が、預金者がお金を使うように仕向ける政策であるマイナス金利政策を進めているが、離脱決定により生まれた不確実さによって、人々は現金を溜め込むようになってしまっているということが現実である。
 
欧州連合の離脱決定により社会も人々の心も不安定になってしまった部分もあるが、資本増強や経費節減、ビジネスモデルの改革が進みつつもあるので、今後の改善が期待されていく。

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