2017年6月28日

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国際結婚の辛さ|退屈な「夫の家族付き合い」で妻がやりがちなこと7つ

国際結婚の辛さ|退屈な「夫の家族付き合い」で妻がやりがちなこと7つ

国際結婚して海外に嫁いだ妻たちを悩ませる行事といえば、「夫の家族の集まり」ではないでしょうか。国際結婚と言えども、国によって、家族によって、家族付き合いの濃密さに違いはありますが、一般的に見て、日本よりも海外は濃密な家族関係のところが多いようです。
ただでさえ慣れない家族付き合いの「濃密さ」に加え、言葉が話せないとなると会話に参加できず、夫の家族の集まりは辛いものになってしまいます。おまけに家族パーティーの時間も日本のようにちゃっちゃと済ませるわけではなく、やたらに長いので退屈極まりないです。
かく言うマダムリリーも、今では夫の家族付き合いでも日本人の集まりと変わらない感覚で楽しめるようになりましたが、フランス語が話せずにフランス生活にも慣れなかった時期は、本当に夫の家族付き合いが”嫌い”でした。そしてその頃の「つまらない旦那家族の集まり対策」を在仏の国際結婚妻に話をしてみると、案外「あぁそうそう!わかるわかる!」と共感を得ることが多かったです。

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そこで今回は、国際結婚して海外に嫁いだ日本人妻のなかで、夫家族との付き合いで四苦八苦している妻にありがちな「退屈な夫の家族付き合いでやってしまいがちなこと」を7つ紹介します。こんな情けない私たちを、真面目に「良い奥さんになりなさい!」と叱るのではなく、あたたかい目で笑ってもらえると嬉しいです。
 
1 やたらと「おつまみ」に手が伸びる
外国人家族の集まりは、とにかく長い。うちは10時間以上というのが普通です。フランス人はおしゃべりが好きな人が多いので、ずーっと何時間もぶっ続けでしゃべり続けます。家族の集まりで言葉がわからないうちは、周りの人が何を話しているかトピックすら掴めず、ジョークを言われても何が面白いのか自分だけ理解できず、ただただ退屈です。
すると、やりことないし、話にも加われないので、目の前にあるおつまみのスナック菓子や野菜スティックにやたらと手が伸びてしまいます。旦那家族がおしゃべりに花を咲かせてる間に、気がついたら一人でボリボリ、ムシャムシャ…。ほとんど一人で平らげてしまったこともあります(笑)。
 
2 旦那がトイレに行くたびにそわそわ
言葉がわからず、旦那家族との会話では旦那さんに通訳をお願いしている妻にありがちなこと。筆者もフランス語が全く分からない状態でフランスに来たので、最初の頃は旦那がいなくなる度に心細く、そわそわと落ち着かない気持ちになりました。相手の義理両親もそんな私の気持ちを察してか、気を使って「ワインまだいる?」とか、「暑いねぇ」と話しかけてくれ、互いに微笑みあって…。旦那がその場からいなくなり、義理の両親と一緒になるたびにとーっても気まずい雰囲気になっていました。
幼い子供が母親から離れるのを怖がる心理というのが、この時期はとても良く理解できました。言葉が話せるようになり、自立できるとこんな気持ちになることはなくなってきますが、「どこに行くにも旦那に頼らなくてはいけない状態」というのは精神的にとても疲れます。
 
3 何度も時計を見て「あと○時間で帰れる」と思う
「早く帰りたいなー」←これを何回心の中でつぶやいたことでしょう!
時計を何度も見て時間を確認し、「よし今日は正午くらいから始まったから、夜中の2時くらいには帰れるかな?」とか、「夜中の3時になったら旦那に帰りたいって言おうかな?」とか、「あと3時間経ったらさすがに帰れるよね?」と思ったりします。何を言っているかわからない人の集まりというのは、それはそれは時間が経つのが遅いものです。
 
 
4 子どもを理由にそそくさ退散!
筆者は子どもがいないので、この作戦を使うことはできなかったのですが、国際カップルで小さな子供がいる人は子どもを理由に早く帰るという人が多いようです。帰らない場合でも、子どもの世話を理由に退屈な時間をやり過ごしたり…。子どもが眠たくなる時間に一緒に帰れるというのは、何とも羨ましいなぁと当時は思ったりしました。
 
5 「ちょっと頭が痛くて…」仮病
何日も連続で飲み会が続いたときは、仮病を使ったこともあります。「そんな何日も連続で昼から朝まで飲み続けられるかー!」と突っ込みたくなる気持ちをどこにもぶつけられず、ぐっと抑える代わりに仮病を使って寝たふり…。頭痛と腹痛、「なんか気分が悪い」の仮病をローテーションで使っていました!(笑)
おかげで「あの嫁はしょっちゅう病気してるね」と思われていたようです。まぁ、それもしょがない。今となっては笑える思い出です。
 
6 クリスマスが近づくにつれて気が重くなる
クリスマスや誕生日、イースターなどの行事が近づくにつれ、おもーい気分になるという日本人妻多しです。こういった行事は「行けば終わり」というだけでなく、事前に家族全員分のプレゼントを用意しておかなければならないというのが面倒なところ。さらにこういった行事ごとでは集まる人数も多く、時間も長くなるのが恒例なのがしんどいです。
日本にいたころはクリスマスが近づくにつれ、楽しい気分になりましたが、海外に嫁いで「クリスマス」のイメージが変わったという妻も多いです。
 
7 暇つぶしに家事手伝い&子どもの世話
言葉が通じないと、とにかく時間が長く感じ、退屈です。それでも話を振られたときは答えなきゃいけないし、不愛想&無表情でいるわけにもいかず、結局は笑顔を作っているしかないのですが、これも疲れるものです。
そんなときの助け舟といえば、「手伝える家事」と「小さな子ども」。料理を作るなどの家事は招待した人にやってもらいますが、テーブルをセットしたり、食べ終った後の片付け、皿洗いなどの家事がある時は、むしろラッキーです。暇つぶしになり、さらに「よく手伝ってくれる良い子」というイメージアップにもつながって一石二鳥です。
親せきに小さな子どもがいる時も同様で、子どもの自慢なおもちゃを見せてもらったり、絵本を見たりで、大人のなかにいるよりもよほど楽しかったりします。
  
おわりに
このように何かと辛い「夫の家族付き合い」ですが、これも語学力の向上と、時間が経つにつれだんだんと楽になってきます。以前は20時間くらいに思えた家族の集まりが、今では8時間くらいに思えるようになりました(実際の時間は12時間くらい)。
筆者の場合は、ある時を境に開き直って「私こんなんですけど何か?」と強く、図太くなってしまいました。夫の家族が一番にチェックしてみていることは、「あなたの人間性」ではなく、「夫をいかに大切にしてくれているか」だと思います。ですから、夫家族に気に入られようと努力するのではなく、普段から夫のことを大切にする努力をすることのほうが重要で、しかも手っ取り早く「あなた」という人間性を伝えられます。
とはいえ、全くしゃべれない状態から、何十人もいる夫家族の会話を理解し、上手く返答するまでにはやはり時間がかかるもの。語学学習はこのまま続けていき、でも現状でまだこのレベルに達していないという人は自分を追い込むのではなく、「国際結婚日本人妻なんて案外みんなこんなもの」と思ってもらえたらいいなと思い、今回の記事を書きました。
今現在、現地語をペラペラに話して、夫家族とうまくやっているようにみえるカッコいい日本人妻も、その昔は苦労した経験があるかもしれません。みんなできない時期があったんですよ。
だから、今、旦那家族に馴染めずに悩んでいるという女性も大丈夫。いつかはそんな情けない自分を笑って振り返られる時期が来ますから。
 
ソース:https://www.madameriri.com/2017/06/25/deal-with-parents-in-law/https://www.madameriri.com/2017/06/25/deal-with-parents-in-law/

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